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◆◆ 思ったこと: ◆◆

        > 考えがないということは、していることの、意味が、ない、ということです。
        
        フルタイムで働いていたとき、何がつらかったかというと、考え事をする時間が持てなかったことです。
        
        朝起きて、さぁ何をしよう? 会社行け。
        会社に行ったら、することはいくらでも用意されている。
        こんなことをして何の意味があるのか? そんなことを考えている時間はない。考える必要もない。
        そうして、エネルギーを消耗して夜に帰宅。
        ご飯を食べよう。何のために? 明日も会社で働くから。
        寝よう。何のために? 明日の朝も起きて会社に行くから。
        
        とにかく、モノを考えなくても済むようになっている。
        
        生きている意味がない。
        というより、意味のなさ、に、気づく、こと、すら、できない。
        何をしたって意味がない、のに、毎日忙しくしていて、まるで、意味があるかのように、
        時間から時間への隙間を、「すること」でピッタリと埋め尽くして、意味のなさから、目をそらす。
        いつまでたっても、地球から出て行くことができない。