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◆◆ していること: ◆◆

        マインドル詳細設計・3rdヒロ子氏のパート・後編の作業中。
        
        進行状況概観:
            
            第8話:なんとかなりそう
            第9話:ほぼ完了
            第10話:なんとかなりそう
            第11話:ほぼ完了
            第12話:超完璧
            第13話:超完璧
            第14話:見える! 見えるぞ!
            第15話:イケる! コレる!
        
        
        13話を掘っておりました。
        超完璧になりました。どういうことか?
        文字通りです。完璧を超えたということです。
        私が思っていたものを上回る完璧さが出現した。鼻血を噴かずにはいられない。
        
        主人公の行動ってむずかしい。
        主人公以外の人物であれば、ムチャな行動も、比較的、「あり」だったりすると思うのです。
        「そこで、どうしてそういう行動をするのか?」
        論理的には説明がつかなくても、ともかく行動してしまう。
        「それがその人なのだ」というふうに、事後的に理解が成立する余地がある。
        
        しかし、主人公の場合は、なかなかそういうわけにはいかない。
        主人公の一人称視点、という形式に特有のことかもしれません。
        内面が筒抜けなので、ごまかしようがない。
        「なぜそういう行動をするのか?」
        文章でクドクドと説明するのも不自然。
        
        解決策として1つ思いつくのは、選択肢にすることです。
        純粋な読み物ではない「ノベル形式」のメリットですね。
        これなら「主人公の選択=プレイヤー(読む人)の選択」なので、「なぜ?」という疑問は生じない。
        「ノベル形式」の単にメリットというよりは、存在意義とも言えるかもしれません。
        選択肢を介してプレイヤー(読む人)がストーリーに参加することができる。
        だから、選択肢は積極的に設けていくとよいのだと思います。
        
        ただ、それにしても、「なぜそこでこの選択肢が発生するのか?」という疑問が生じる余地はあると思うのです。
        生じる選択肢そのものに不自然さがあれば、選択した後の展開も不自然にならざるを得ない。
        安易に「選択肢にすればいい」「選択肢なのだからいい」というわけにはいかない。
        
        
        今回、基本設計の段階では素朴に提示されていた箇所が、
        詳細設計の段階ではシーンとシーンのつながりが見えにくい、そういう箇所がありました。
        主人公がどうしてそういう行動をするのか、わからない。
        
        そのシーンとシーンの間に、何か別のシーンがあるのではないか?
        そう思って掘り進めていたところ、出てくるではありませんか。
        予想もしていなかった広大な宇宙が、あれよあれよと姿を表すではありませんか。
        なんと、今回はこういう話だったとは!
        鼻血を噴かざるをえない。目から透明の鼻血を噴かざるをえない。
        
        > なんと、今回はこういう話だったとは!
        
        もうね、今回出てきたこの箇所があるのとないのとでは、全然ちがう。
        今回の話の意味合いが違う。のみならず、このルートの意味合いまで違う。
        
        なんというのか、このルートはもともと、1stヒロ子氏のルートの作業が終わった後に出てきたルートなので、
        ある意味、1stヒロ子氏のことを否定するようなところがあって、それでいいのかな、と、少し気になっていたのです。
        が、今回の大発見によって、そこのところが一気に解決しました。
        ここにそういう解決が発生するなどということ自体、思いもよりませんでした。
        完璧などという言葉では生ヌルい。超完璧とでもいうほかない。
        いつもながら、こんなの絶対私には思いつかない。この宇宙で最初にこのシーンに触れて鼻血を出す栄誉にあずかれたことを有り難く思います。
        そして早く完成させて、ぜひぜひ、あなたにも全身から色とりどりの鼻血を出していただきたい。
        そのように、意欲を新たにした次第であります。
        
        
        今日もあなたが幸せに鼻血を出すことができますように。