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◆◆ していること: ◆◆

        マインドル本文・3rdヒロ子氏のパート・第二話が完了。
        
        完了完了ぉ!
        完了したということは、開始していた、ということでもあります。
        いつの間に開始していたのでしょう?
        
        いつもだったらここに書く進捗報告として、開始したことも記しているのですが、
        今回は機を逸してしまいました。
        
        そしていつもながら日付の数字を見るのが恐ろしい。
        暦なんて変えてしまえばいい。
        私が一話分の作業を終えるだけの時間が一日。そのように定義すればいい。
        
        一日で終わりました!
        
        うん、わかりやすい。
        そしてあと何日で全体が終了かの見積もりも立てやすい。
        いいいことずくめだ!
        
        それなのに、どうしていまだに、わかりにくい暦が通用しているのでしょう?
        この世の不条理と言うほかありません。
        
        
        それにしても時間がかかってしまった。
        なんだかいつも同じことを言ってます。
        毎回、時間がかかってしまったことの反省をしている。
        何度反省をしても、地球の自転速度が遅くならない。反省したって意味ないじゃないですかー。
        誠意を示しなさいよー、黙ってくるくる回ってないでさー、ちょっとは止まって見せたらどうなんですか。おまえなんか足で踏んづけてやる。
        
        そんな地上で今日も我らは生きております。
        
        
        
        今回時間がかかってしまった理由として、思い当たる理由が一つあります。
        Linux で作業をしようとしたのですよ。ちなみに Mint です。
        前回の第一話が終わった後、余ってるマシンにインストールして、わりといい感じになった。いや、とてもいい感じになった。素敵!
        これなら別に Windows にこだわらなくてもいいよね? と思って、Linux上に作業用のファイルをコピーして、作業に取り掛かろうとした。
        それが間違いのもとでした。
        間違いというか、浮かれすぎでした。
        
        Linux が悪いと言うつもりはないんです。
        一通り以上の機能は備えている。すばらしいの一言です。
        だけど、使い心地が違う。
        
        具体的には次のことです。
        
        ・マウスポインターの移動速度が早すぎる
        ・テキスト欄でのカーソルの点滅を止められない
        ・ショートカットキーが違う
        
        
        > ・マウスポインターの移動速度が早すぎる
        
        GUI で速度を設定できるようになっている。
        しかし、一番遅い設定にしても、私にとっては早すぎる。
        マウス自体を交換しても同じ。
        結局、GUI を使わず、X-Window の設定を変えるコマンドを調べて対処しました。
        
        
        >・テキスト欄でのカーソルの点滅を止められない
        
        私はカーソルが点滅していると kiが来るってしまう人間なので、これは極めて重大なことです。
        もう一度言います。これは極めて重大なことです。
        カーソルが点滅したままのテキストエディタなんて、テキストエディタではありません。拷問器具です。
        想像してみてください。
        たとえばパソコンでの作業中、天井から常に水滴が落ちてきて、額に当たり続ける。
        そんな環境で作業が可能でしょうか? 不可能です。
        
        これも GUI でシステム全体の設定として、カーソルの点滅をオフにする項目がある場合がある。(デスクトップ環境によってはそれすらない)
        のですが、その設定を無視して点滅を続けるアプリケーションもある。
        
        ちょうど私が使おうとしていたテキストエディタがそれでした。
        おかげでまたテキストエディタの選定をやりなおすことになってしまいました。
        
        
        > ・ショートカットキーが違う
        
        そもそも OS が違うのだから、当然と言えば当然ですね。
        有名どころのショートカットだけでも共通してくれているのはありがたいことです。
        しかし、同じではない。
        
        キーの割り当てが違うだけなら、割り当てを変更すればいい。
        しかし、該当する機能そのものがないことがある。
        
        仕方がないので、X-Window をコマンドで操作する方法を調べて、
        そのコマンドを自分の手に馴染んだキー操作で呼び出せるように割り当てる……、
        
        なんてことをしていると、時間がどんどん過ぎて行ってしまう。
        勝手に回らないでよ地球!
        私が Linux を慣らしている間は止まっててください。
        
        
        
        > Linux が悪いと言うつもりはないんです。
        > 一通り以上の機能は備えている。すばらしいの一言です。
        > だけど、使い心地が違う。
        
        少し前に比べれば、ずいぶん使いやすくなってて感動的です。
        しかし、使い心地の違い、は、どうしてもある。使い心地が悪いと言うつもりはない。だけど無視できない違いがある。
        実際に使ってみると、初めてわかることがある。
        
        Webブラウザがあるとか、Office系ソフトがあるとか、そういうのは外から見てわかることです。話題にもなりやすい。
        しかし、マウスの速度やカーソルの点滅などと言ったことは、実際に使ってみて、初めて気が付くことです。
        そしてこういうことは、話題にはなりにくい。
        
        単なる「慣れ」の一言で片付けられてしまうことかもしれません。
        しかし、それは他人事の発想です。
        他人事ではなく、実際に、「この私」の体験として、現に、この身に迫ってくること。
        生きること、の、ナマの、構成要素。
        「話題」として他者と共有することの不可能な、ナマの実体験。
        
        他人事であれば「慣れ」の一言で話が終わってしまう。
        しかしその一言で無視されてしまっている空間にそびえ立っている壁のなんと分厚く高いことか!
        
        
        そういうところで手こずってしまって、
        設定を変える方法を探して、試行錯誤して、
        どうしても無理なら諦めて、
        
        とかなんとか、いろいろといじくっているうちに、
        
        「今回は無理!」
        
        という結論に達しました。
        作業にならないんです。
        端的に、無理、でした。
        
        
        しかし、それもそうですね。
        ある日急に乗り換えて、違和感ゼロで使えるなんて期待する方が間違ってる。
        特にこういう、精神エネルギーを削るような作業をしている最中に環境を変えるのは無謀でした。
        そもそもテキストエディタが変わる時点で違和感大発生ですからね。OSを変えて違和感がないはずがない。
        
        そんなこんなで、かれこれ3日ぐらいロスしてしまいました。
        いや、ロスとは言わないでおきましょう。
        今後少しずつ Linux に慣れていきたいとは思っているので、今回の体験を無駄にせずに全身で前進していく所存であります。
        
        ちなみに Wine という Windowsソフトのエミュレータで、普段使ってるテキストエディタが動いてくれたのですが、
        日本語入力の変換候補がウィンドウの外側に表示されてしまう。脱腸だ。これはツライ。
        
        かくなる上は VirtualBox で仮想環境上に Windows をインストールして……とも思いましたが、
        そこまでして Linux を使う意味があるのでしょうか?
        いや、ある。敢えて言います。それで乗換えを妨げる壁が低くなるなら、それもアリだ。敢えてそう言っておきます。
        実際にそこまでするかどうかは別として、そういう手がある、決してダサくはない、と肯定的に思うだけでも、精神的に楽になります。
        ライセンス云々を言ってくる人がいたら、その人をきつく抱きしめてディープキスしてあげるといいです。躊躇なく舌を入れよ。
        
        Windows ってねぇ、どちらかと言うと、「仕方なく使わされてる」感じがします。
        私がそう感じるだけでなく、世の中全体に、そういう負のオーラが漂って、Windows界隈を覆っている感じがします。精神衛生に悪い。
        Windows についての話題となると、機嫌の悪い言葉遣い、が、ネット上にあふれている。そんな気がします。
        
        一方、Linux は、「好き好んで自分から使う」というものなのだと思います。
        ネットで情報を検索していて、Windows界隈で感じるような負のオーラを感じることが、ほとんどない。全くない。
        技術的なトラブルがあっても、喜んで対処している。そういう印象を受けます。
        単にパソコンオタクだからでしょうか?
        それだけではなく、自由な風通しのよさ、のようなものが、あるような気がします。精神衛生によい。
        
        私も、Linux を使ってみると使い心地の差に戸惑いはしますが、決して不愉快ではない。
        なんとかして、使えるようになりたい。そういう前向きな気持ちになる。
        オカルト的な言い方になってしまいますが、きっと何か、プラスの波動に包まれてるんです。そんな気がします。
        
        
        ところで今回、Linux を使ってみて、明らかなメリットを1つ感じました。
        Code::Blocks の起動が早い。ものすごく早い。
        Windowsだと、スプラッシュが表示されてから、さらに10秒ぐらい待たされてたのですが、
        Linux だと 2~3秒で使える状態になります。
        プラグインが入ってないのかと思いましたが、そんなことはなさそう。
        考えみれば、Code::Blocks にとっては Linux の方がホームなのですね、多分。
        マシンによっても速度には差があるのでしょうけれど、おそらく Linux の方が Code::Blocks には合っている環境なのだと思います。
        まだプログラミングは試してませんが、楽しみです。
        
        
        
        さて、次は第三話です。
        第二話は、時間はかかったものの、いつもながら予想以上にいい感じの出来栄えになってくれました。
        第三話も楽しみです。
        
        楽しみなことがたくさんある。
        私は幸せです。
        あなたも幸せでありますように。