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◆◆ したこと: ◆◆

        マインドルの立ち絵作成
        
        学園モノと言えばお目々うるうる。
        
        
        
        元はこうです。目に理性があります。
        今なら会話が成り立つでしょう。伝えたいことがあるなら今のうちだ。
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        ふと思ったのですが、もしかして「うるうる」って死語でしょうか? あんまり聞かない気がします。
        最近の若い人はうるうるしないのでしょうか? ドライアイなのでしょうか?
        
        みなさまのご健康を祈願しつつ毎度お馴染みGIMPの出番。
        筆の形状を「やや縦長の楕円」「やや大きめ」「色は白」として、目に光を追加します。
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        元々入ってるハイライトの上に追加していくとバランスが崩れなくていい感じ。
        
        
        たったこれだけで雰囲気がガラリと変化しますね。
        この目つき。もはや意識がトンでいることは明白です。もはや何を話しかけても「ヒャッハー」としか返ってこない。
        こんなお手軽にトベるなら私も筆に白い塗料をつけて自分の目にぐりぐりしてみようかな。
        もちろんあなたの目にもぐりぐりしてあげますからご安心くださいね。もう寂しいなんて言わせない。
        
        というわけでさりげなく特殊なコスチュームです。
        色違いの使い回しなので楽勝、と見せかけて身長差があるので結局微妙にイバラ道でした。ちくちく。
        
        
        
        前回は特殊なコスチュームを着る人の分は終了と言ったような気がしますが、舌の根が乾かぬうちにこの結果。
        つまり矛盾した言動を口にするには舌の根が乾いている必要があるということです。ドライマウスである必要があるということです。
        ドライマウスだと言い張れば矛盾した言動もまかりとおってしまう。そんな世相。
        しかし人生に矛盾はつきもの。完全に首尾一貫した人生などありえません。では誰もがドライマウスになるしかないのでしょうか?
        いいえ、諦めてはいけません。
        唾液で湿った口でありながら、いかにして矛盾を自己自身で引き受けるか。重要なのはそこです。
        昨日は好きと言いましたが今日はもっと好きと言う。重要なのはそこです。
        もちろんお目々うるうるで言います。重要なのはそこです。
        
        ところで「うるうる」という言葉を聞かなくなったという話をしましたが、
        その一方、「ドライアイ」という言葉は一昔前はなかった言葉のような気がします。
        うるうるの時代からドライアイの時代へ。
        私たちの世の中で何かが変化してしまった。
        
        今が時代の分岐点なのでしょうか? 
        しかし時代の分岐点というような言葉さえ、すでに古くささを感じさせます。
        もはや後戻りはできないところまで来てしまっているのかもしれません。
        顔を上げれば絶望ばかりが募ってしまいます。
        
        だからこそ、根本を見失わないようにしたい。
        とてもシンプルなこと。
        今日もあなたが幸せでありますように。