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◆◆ したこと: ◆◆

        動画を作ってみた
        
        
        これまで、ゲームを作って宣伝するなどしてきたわけですが、
        当初思い浮かべていた類のことは大体一通りやり尽くしたかな、という感じです。
        
        さて、これからどうしようかな。死のうかな。
        何か思い残したことはないかな?
        死ぬ前に一度でいいから自殺したいものですね〜。
        とかなんとか。
        
        というわけで動画を作るということにチャレンジなどしておりました。
        
        動画と言っても、コミPo!で作成したキャラに、口パクなどのアニメーションをつけて、
        合成音声でテキストを読み上げたものを被せるなどした簡素なものです。
        
        目的としては、何かを伝えようと思った場合に、
        
        ・大長編のノベルゲームを作っても、なかなか読んでもらえない
        ・Twitterで140文字の文章をちまちま投稿してても埒があかない
        ・個人ホムペに文章を載せても、これまた、読んでもらいにくい
        
        で、
        
        動画の形式にすれば見てもらいやすさがアップするのでは?
        
        という天才の私ならではの超画期的な思いつきです。
        これなら140文字の壁を越えることも赤子の手をひねるようなもの。虐待はダメ。
        
        作りたいゲームの案はあり、それはそれで進めていきたい心づもりはあるものの、
        表現手段としては、必ずしもゲームにこだわる必要はなく、
        また、何をするにせよ、現状、人々にリーチする手段が弱すぎるという状況は否めず、
        漠然と同じことを繰り返しててもドウニモナラナイ感がある。
        
        そんなわけでさっそく得意のITスキルに物を言わせていくつか動画を作ってみた次第(↓など)。
     
ただ、今のところ、思ったよりは評判というか手応えというかは、芳しくないかな〜、という感じですね。 やはり、単にキャラクターが喋ってる風な動画形式にしさえすれば注目度が月まで急上昇! というのはほんの少しだけスイートな見通しだったと言わざるを得ないかなというところではあります。 反省点というか、気がかりな点はいくつかあります。 ・音声が聞きづらくないか?(速度、鼓膜へのキンキンぶり) ・字幕が見づらくないか?(フォントの見た目、音声とのタイミング) あと、初めて作ってみたやつがですね、たまたまそのときプレイしていたゲームがあったので、 それのプレイ動画として作ってみたんですが、 動画スキルが下手くそな段階でプレイ動画にしてしまうのは、作品に対して失礼だったかなと反省。 当面は、あくまで「私」関連の範囲内にとどめておこうと思います。 (あっ、でもマインドルはどんなふうに動画作ってくれても特大歓迎ですよ〜) 字幕は、そもそも合成音声を使う時点で必須だろうとは思い、持ち前の慈悲深さを発揮してフルで付けてます。 ただ、実際自分で作ってみると、字幕の付け方1つとっても、単純ではないですね。 読み上げている音声のうち、どれぐらいの分量を表示するか? 音声に対して、どういうタイミングで表示するか?(消すか? 切り替えるか?) 何気なくYouTubeなど見てると、みなさん、いい感じに字幕つけてらっしゃいますけど、 なにかノウハウがあるんでしょうね。 「この動画の字幕は見づれぇな〜」って思うことがあんまりない(たまにはある)。 翻って自分で作ったものを見直すと、何度字幕を付け直しても、どうも所々、ひっかりを感じる箇所を潰し切れない。 音声に対する、タイミング、と、分量。 実はそのへんをうまくやってくれるソフトがあったりするのかな? つまり、そういう初歩以前のことをも含めて、動画作成に関する知識不足を痛感する次第。 出来上がったモノを自分で見る限りでは、 そう出来が悪いってこともないんじゃないの? 我天才! と思わざるを得ないわけですが、 自分ではそこそこイケてるんじゃね? と思ってても何かトンデモナイ勘違いをしているのでは……?! そう思うと心臓のドキドキが止まりません。いや止まったら死にますけど。とかなんとか。 実際、見る人にどういう印象を与えちゃってるのかというのは気がかりなところです。 それを言い出すとゲームでも何でも同じなのではありますが。 あと、そもそもツイッターに投稿しているという時点で、何か根本的に間違えている気がしないでもない。 動画にすれば140文字を限界突破できるぜ! ヒャッハー! と油断してたら、 動画の長さ制限(140秒)も超えてしまう長文になるというお馴染みの同じ道を辿りつつ。 で、せっかくそれなりに手間をかけて動画にしたのに、 普通に文字で投稿するよりリアクションが芳しくないというのでは、一体何をやってるのか分かりません。 そもそもプラットフォームの性質面から考察するに、 ツイッターの場合、「140文字で構成された文字の塊」という視覚情報が、見た瞬間に認識されるのに対し、 動画にしてしまうと、一定時間、動画を視聴しなければならないという「縛り」が生じる。 ツイッターを見ている人の「心づもり」としては、 TLに流れてくる特定の動画の前で足を止めて視聴する……というのは、あまり、「らしからぬ」ことで、 そうこうするうちに次々に流れてくる別のツイートに目移りしてしまうのではないか……? そもそも「動画を視聴するプラットフォーム」ではない、という現実はあろうかと思います。 普段から絡みのある人は見てくれないこともない感じですが、 それ以外の人たちにとっては、わざわざ時間をかけてまで見る気にはなれないかな、という予感はします。 YouTubeの場合、難しい内容を、動画で(音声で)表現してくれてるから価値があるのであって、 Twitterという、元々読みやすい短文が溢れている中に、中途半端な動画があっても、お呼びじゃない、 というのはあるかもしれず。 動画でやろう、というのであれば、やはり動画専用のプラットフォームを利用するのがベターですかね。 なにより、そこにアクセスしている人が「動画を視聴する心づもり」になっている、というのは大きいと思われます。 しかし、YouTubeはTwitterよりも他のどこよりも修羅の国という感じがするので、 あんまり積極的に参戦したいという気にはなりづらくもあり。 今、「参戦」という言葉を使いました。 別にこちらにそのつもりがなくても、「戦場」のような様相を呈していて、 その場所に参加する=他の人との競争に加わることとになってしまう感がある。 そういうのは嫌だなぁ。 それはどのプラットフォームでも同じで、「見てもらう」という目的に沿っていくなら、 利用者が一番多いであろう場所を選ぶのが最善と言えそうではあります。 別に他の人に「勝つ」必要なんて全くないんですけどね。 ツイッターに投稿するよりは確実に見てもらえる率が上がるだろうとは思われる。 YouTuberとして有名になってウハウハ!みたいなことが目的なわけでは全くないのですが、 ちょっと、YouTube自体にそういう射幸心を煽るイメージが付き過ぎてる感があり、混ざりづらさは否めません。 そもそも、現段階であんまり手応えが芳しくない事も、 公開の場を拡大することに躊躇いを覚える理由としては大きいですね。 Twitterが動画に適したプラットフォームじゃない可能性はあるにせよ、 そこでうまくいってないものを、別の場所へ持っていけばうまくいくだろう……、 などと言うのも、これまたスイートなドリームなわけでありまして。 と同時に、思い切ってやってしまいたいという願望もあったりなかったり。 ただ実際、技術的なことに加え、 今後も継続して動画を作っていくのかどうか、ということも含めて、 見通しが固まってないところはありますので、 迂闊に突っ走らず、もうちょっと様子を見ながら動いていこうかなという感じです。 今日もあなたが幸せでありますように〜。