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◆◆ 思ったこと: ◆◆

        求道。道を求めるとはどういうことか?
        
        道とは何か?
        その上を歩いて行くためのもの。
        どこかへ行くためのもの。
        今いる場所から、どこか別の場所へ。
        進んで行くためのもの。
        
        だけど、どこへ行こうとしているのでしょう?
        目的地はわかっている?
        たとえわかっていたとして、たどり着いたとして、
        それで目的は達成できたと言えるのか?
        それが本当の目的地だったのなら、言えるはず。
        だけど、きっと言えない。間違いなく、言えない。
        だって我々は、ビッグバンの前に何があったのかと問うてしまう生き物だから。
        ヒートデスの先に何があるのかと問うてしまう生き物だから。
        だから、それは本当の目的地ではない。
        
        道というのは、きっと方便。
        動き続けずにはいられないのなら、
        たとえ見かけだけでも、
        せめて、正しく在りたいと願う心の現われ。
        本当はどこにも行けないと知っているとしても。
        
        だけど、ときどきは、本当のことを思い出してもいいでしょう?
        どこへも行くことはできない。どこへも行く必要がない。
        いつだって、今、ここ、にいる。
        道は必要ない。