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◆◆ 思ったこと: ◆◆

        ブロックチェーンの肥大化問題は「スケーラビリティ問題」っていうのですね?
        
        
        ビットコインなどのブロックチェーンを用いた「暗号通貨」は
        次第にデータが肥大化していくという問題を抱えています。
        
        以前から私は、この問題についてネット上で正面から取り沙汰している情報を探していたのですが、
        なかなか見つけられずにいました。
        
        が、あるじゃないですか。
        
        ビットコイン、スケーラビリティ問題への対応は急を要する
        http://btcnews.jp/ten-years-later-bitcoin-network-will-collapse/
        
        まさに私が心配していたのと同じことが書かれています。
        
        ・ブロックチェインデータはどんどん大きくなっていくこと。
        ・やがて一般的なパソコンや回線では処理しきれなくなること。
        ・個人単位での参加が難しくなり、一部の有力採掘者やウォレットサーバーなどへの中央集権化が発生すること。
        ・それ以上にパソコンの性能が向上するから大丈夫(ムーアの法則)との意見もあるが、それも限界があること。
        
        なるほど。「スケーラビリティ問題」というのですか。覚えておこう(いいんかな? この理解で……)。
        じゃあ「スケーラビリティ」なんて怪しげなカタカナを使わずに「肥大化」って言ってくれれば一発で理解できるのにぃー、
        と、ド素人の私は思ってしまうのですが、どうも、私が気にしているような「ブロックチェーンの肥大化」だけではなく、
        それを含んだ、いろいろな問題、を表す呼称、ということのようです。
        
        ちなみにこの記事、2015年3月30日の記事なのですよね。
        今、私がこれを書いているのは2016年5月26日。
        果たして問題は解決されたのでしょうか?
        
        上記の記事では、この問題への対策として Lightning Network というものが紹介されています。
        どういうものかというと、ようするに、「ブロックチェーンの容量をできるだけ増やさない取引の方法」ということのようです。
        なるほど。
        しかし結局は一時しのぎでしかないようです。
        
        
        上記の記事の最後は、次のように結ばれています。
        
        > ビットコインのスケーラビリティへの対応は急を要する問題だ。
        > 長く見積もったとしても、この2年の間に対策されなければ、他の暗号通貨プロトコルへの移行も考えなければならないかもしれない。
        
        「他の暗号通貨プロトコルへの移行」ってつまり、他の通貨に乗り換えるってことですよね?
        乗り換え時に経済的な混乱が発生しそうです。
        大損する人と大儲けする人がいて、下手すると暴動が起きるのではないか? 人が死にます。
        
        さて、2016年5月の現在、この問題はどうなっているのでしょう?
        引き続き、気に留めていきたいと思います。